財団の沿革 HISTORY
(公財)日本シルバーボランティアズの沿革
創設者である初代アジア開発銀行総裁の渡邊武氏は、1968年から6年間フィリピンのマニラにあって開発途上国の実情を具に見た経験から、日本の定年退職者の技術・知識・経験を開発途上地域の自立援助に役立てたいとの構想を発表しました。これが発端となって1979年1月「財団法人日本シルバーボランティアズ」(Japan Silver Volunteeers Inc.)として設立され、開発途上地域を中心に多岐に亘る分野のボランティア活動を開始しました。
一時JICAとも協業しつつ、2012年4月、法人制度の改正に伴い新たに公益財団法人として発足し今日に至っています。
魚を与えて一日を養い、漁法(すなどり)を伝えて一生を養う
「魚を与えれば一日の空腹を満たすことができるが、魚を獲る方法を教えればその後一生にわたって自活して行くことができる」という意味のこの中国古典にある言葉は、創設者である渡邊武氏の構想の基盤であり、当財団の理念となっています。
受賞
上記の理念に基づき活動を行ってきた当財団には、以下のような賞を頂いております。
- 1991年1月 国際交流奨励賞
- 1977年の設立以来、アジア・アフリカ・中近東・オセアニア・中南米等の発展途上国へ900名を超える各分野の中高年専門家を派遣し国際親善と友好促進に寄与した活動が評価され、国際交流基金より「国際交流奨励賞」を受賞しました。
- 2002年10月 読売国際協力賞
- 1977年の設立以来、定年退職者を主体とした中高年の海外奉仕活動を支援し、延べ3,000名を超える会員を発展途上国に派遣してきた市民レベルの地道な活動が評価され、読売新聞社より第9回「読売国際協力賞」を受賞しました。
- 2003年10月 厚生労働大臣表彰
- 1977年設立依頼のボランティア活動の実践を通じて定年退職者を中心とした中高年の第二の人生に生きがいを提供した実践が高く評価され、坂口厚厚生労働大臣より表彰されました。
- 2009年9月 中国国家友誼賞
- 32年間に亘り中国へ中高年専門家を派遣し同国への技術支援と友好親善に貢献したことが高く評価され、中国政府より最高の栄誉賞である「国家友誼賞」を受賞しました。
発起人一覧
代表発起人 | 渡邊 武 | 元アジア開発銀行総裁 |
発起人 | 藤野 忠治郎 | 三菱商事㈱会長 |
水上 達三 | 三井物産㈱社長 | |
中野 良子 | オイスカインターナショナル総裁 | |
花村 仁八郎 | 経済団体連合会副会長 | |
佐々木 直 | 経済同友会副会長 | |
山下 静一 | 経済同友会副代表幹事 | |
日向 方斉 | 関西経済連合会会長 | |
高橋 淑郎 | 日本商工会議所専務理事 | |
佐伯 勇 | 大阪商工会議所会頭 | |
長谷川 周重 | 住友化学㈱会長 | |
法眼 晋作 | 国際協力事業団総裁 | |
広岡 知男 | 日本新聞協会会長 | |
岩田 喜雄 | アジア会館理事長 | |
東 龍太郎 | 日本赤十字社社長 | |
大来 佐武郎 | 国際開発センター顧問理事 | |
稲葉 秀三 | (財)産業研究所理事長 | |
茅 誠司 | 日本学術振興会会長 | |
卜部 敏男 | 元フィリピン大使 |